第3回：タロットリーディング「正義」
タロットリーディング第3回です。
今回は大アルカナ、正義が出ましたね。大アルカナは小アルカナに比べ「エネルギーが強い」という話がされることがありますが、どうなんでしょうね？１枚引きの場合、確率論的には22/78≒28％なので、お得と言いますか、吉と言いますか。このあたり、整理しておきたい気はします。
今回の正義は「公正、公平、バランス、中立」と見ます。あとは占い師・ケイロカミオカ氏がいつかの配信で言っていた「良くも悪くも身の丈に合ったこと、自分の実力相当」と言う解釈が好きです。
（↓ケイロカミオカ氏の配信は要チェック！）
さて、これまでのカードと異なり、正義のカードは両版ともに同じ構図ですね。背後には２本の柱にベールがかけられています。左のシャーマン版は剣と天秤を同じ高さにしているのに対し、右のライダー版は剣の方を高く掲げています。シャーマン版は、より「公平さ」が際立っているように見えます。
比べてみるとライダー版は剣＞天秤なので、行動の方を意識しているのかな？と感じます。着ている服も真っ赤なので行動的に見えますし、強さも感じます。頭には金の冠があり、威圧感、絶対感も受けます。
一方シャーマン版は若草色の装束にほっかむり？威圧感は強くなく、どことなくやさしさも感じます。ここは絵柄の違いもあるんでしょうけれど。
別の視点から見るならばどうでしょう？公正公平も過ぎれば八方美人、融通が利かない、特別感を与えてくれない、とかでしょうか。
あるいは率直に、身近な厳格で怖い人、または真面目な人…。現象や時間軸に合わせるとするなら、自分の計算が試されるとか、気持ちが揺らぐ、自分の力量に合わせた当然の結果が出る、、とかでも読めそうです。
剣を使うのか？天秤を使うのか？使う先は何か？判決を下すべきなのか？そういった、いろんな自分の判断が正しいかどうか、その保証は過程や結果が示すのかもしれませんが、それをどう受けとるかは自分の心次第。責任がしっかり取れ、己の正義に立脚したものであれば、迷いの中でも道は見える。そんなカードだと思います。
「正義」と言うと自分は、クレヨンしんちゃんかマイケル・サンデルが浮かびますね。あるいは最近の色んなムーブメントなんかもそうかもしれませんが。
正義ってよくよく考えると難しいんですが、自分個人としては「周りに押し付ける正義」でなく「自分の中の正義」を大切にしたいなぁと思うこの頃です。
