第12回:タロットリーディング「ソードのペイジ」
第12回です。まだ全体進捗が2割に届かないんですね……。修行というか、勉強というか、1つ何かを修めるための道程は長いものですな。
さて、今回はソードのペイジです。早速、両版を見てみましょうか。
剣を持った青年(ペイジ/小姓)のカードです。違いは向きが逆なくらいですかね?しっかり剣を構えているシャーマン版に対し、ライダー版はすこしナヨナヨした印象があるような気がします。
背景は草原に青空と雲、吹き渡るようなさわやかな印象を受けます。ただし空には雲があり、まだまだ見通せない部分がありそうです。
意味は「対人への備え、人間関係の考えすぎ、新しい関係」でしょうか?
ソードは理性的思考や対人関係の問題を表し、ペイジはまだまだ若い人物です。また、1~10で完成したソードの物語が、再度動き出す象徴です。剣を構えている部分や、空にかかる雲からしても、この青年は対するもの(人や集団、社会?)に警戒を怠っていないようです。
補足的な余談になりますが、スートに対応したエレメント以外に、コートカードにもエレメントが当てられているみたいですので、以下に挙げてみます。
(引用:タロット事典 p.318)
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火(直観):ワンド、ナイト
水(感情):カップ、クイーン
風(思考):ソード、キング
土(感覚):ペンタクル、ペイジ
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ということで、今回の「ソードのペイジ」は「風×土」になりますね。ソードに宿る思考/理性/理論の属性を持ちつつ、若さ故の感覚先行/物質主義を併せ持っている、という解釈になるでしょうか。
となると、前回投稿した「ペンタクルのクイーン」は「土×水」、感覚や物質の属性を司り、感情や愛情の性質を持つ。世俗的なものに対する感情の制御、ですね。
また「ソードのクイーン」は「風×水」で、社会などに対して巡る思考に対する自分の感情の制御、となりそうです。
なんてことでしょう、1000字近くかけた以前の投稿が1行で終わってしまいました…。
タロットカードは1枚に色々な意味を持ちつつ、悩みの内容や引いた他のカードとのシナジーを考えて、その中の意味をピックアップしていく必要があります。
その場その場で適切な意味のチョイスができるかどうかが、タロットに精通しているかどうかの指標になりそうです。まだまだ精進ですね。