カトの占いあれこれ

占い練習中なのであれこれとメモっていきます

第14回:タロットリーディング「カップの6」

第14回です。前回の記事で触れましたが、最近いくつかデッキを買いました。ニュービジョンにアフターにトートにゴーリー。トートやゴーリーはまた別記事で出すとして、ニュービジョンとアフターもこちらに合わせて画像を出していくか、少し悩んでいます。

kato-tarot.hatenablog.com

 

さて、今回はカップの6です。画像を見ていきましょう。

f:id:kato_tarot:20190102203215j:plain

カップ

絵柄としては、シャーマン版は田舎町、ライダー版は街はずれの庭や畑の中のように見えます。空は青く澄み、愛情や感情を示すカップ(杯)には花が生けられています。

シャーマン版では、青を基調とした服の2人が、杯に花を生けています。子供とおじいさんでしょうか。畑の中央には井戸、奥には小さな民家、その脇には林が広がっています。花を摘んで生けるという行為が、この絵柄では生活の中のルーチンワーク的な雰囲気に見えます。

 

一方ライダー版は、花の生けられたカップを、手渡しているシーンですね。こちらも子供とおじいさんのように見えます。こちらは、赤を基調とした服ですね。おじいさんのそばにあるのは橋か、あるいは道路でしょうか。奥には衛兵のような恰好の人もいます。こちらは「贈り物」や「別れ」あるいは「おつかい」のような、少し日常とは異なるシーンに見えるような。

 

本での意味は「過去、懐かしい思い出」とのことでした。あるいは「年代間の思いの継承」とか、「落ち着く、安心する」(またはその逆、個人の故郷感)なのだと思います。

「6」はバランスと調和、一つのサイクルの完了です。「昔」と感じるような思い出は、ある意味「完了したサイクルの一つ」なのかもしれません。その時間軸の中に浸ること、あるいはそこからヒントを得ることが大切だということなのでしょうか。

 

時間は一直線ですが、経験はサイクルの繰り返しです。以前のサイクルでできなかったことができるようになる、ということもあるでしょうし、以前のサイクルで上手くいって奢ってしまい、次は失敗してしまう、などなど。

今のベースには過去があります、それに浸ることでつかの間の休息となることも、時には良いことでしょう。また、過去を分析して、今の行動に生かすことも良いことだと思います。

 

このカードが与えるヒントは「あなたの過去」です。楽しいこともツラいことも、たくさんあったと思います。思い出すこともしんどいようなものも、いっぱいあるかもしれません。でもそこには、次のあなたに対するヒントや忠告が詰まっているはずです。

過去のあなたから未来のあなたへ、カップは脈々と受け継がれているんです。