第33回:タロットリーディング「カップのキング」
お久しぶりです。 前回の投稿が2019/07/13でした。
今日は2020/04/18……日数にしてなんと280日、9ヶ月もブログから離れてしまいました…。
このまま放置するのもなんか負けたみたいで嫌なので、頑張って再開していきます。
あ、ブログのトップ投稿も変えなきゃな…。占いの受け方やその他もろもろ、環境が変わりましたので。
さて、9ヶ月寝かせていた10行くらいの下書きに鞭打っていきましょう。
今回のカードはカップのキングになります。
両版での違いは体の向きくらいでしょうか。
行動の右手にカップを持った男性が、王座に座っている絵柄です。シャーマン版はどっしりと座っているように見えますが、ライダー版では一歩足を踏み出して、立ち上がりそうな雰囲気も見えます。
思考の左手には、シャーマン版は球のようなもの、ライダー版は杖のようなものを持っています。これが何かは分かりませんが「王としての役割」を与えるようなものなのかなあ、と思います。権威とか。
このカードは水の宮の風となっています。水は感情、風は思考です。
この2つの元素ってあまり相性が良くない印象で、風は何にも縛られず吹き渡るのに対し、水は重力に引かれ下に落ち、器によって形を変えます。そして合わさったら暴風雨になる…といったイメージです。
つまり「キング」は理論的な思考が得意なのに対し、その玉座は感情論の世界に置かれてしまっているわけです。
そう思うと、なんだかカードの表情も「この場所めっちゃ苦手だけど…王としてしっかり座って平静保ってなきゃな…」みたいな顔に見えてきました。
解釈として、互いに逆の属性を持つソードのクイーンが厳しめな印象を受けるのに対して、カップのキングは「(苦手だけど)自分の思考力で感情論を理解してあげようとしている」懐の深い人物、あるいは素質の暗示と見れるのかなと思います。
あるいは、感情的な場において思考でその状況を論理的に整理する必要がある、とか、感情と思考のバランスを上手くとって主体的に動く、だとか。
逆に見るなら「苦手な環境で動きが取れない」とか「感情論に振り回されて怒りっぽくなる」とかでもいいのかもしれません。
人にはいろいろなタイプがいます。
時には自分が得意でない人や、集まりに投げ入れられることもあるかもしれません。
そこで自分を前面に出して行ってもいいんでしょうが、一般的にはバランス(もっといえば、自分と他人の「責務」の境界線の調整)が必要です。
もし、その場が理論でなく情で動いているようなところだったら?解決には合理さが求められているのに、それを言えるのが自分だけだったら?
そんなとき、あなたは「カップのキング」の責務を負っているのかもしれません。