第26回:タロットリーディング「ソードの10」
皆さまお疲れ様です。タロットリーディングの投稿です。
今回のカードは見た目の絵面が結構衝撃的です。直接的な表現の分、死神とかよりもインパクトが強いかもしれません。
「ソードの10」は剣が刺さった、倒れた男性のカードです。
どちらのカードも、平原に男性が倒れています。その背には県が10本刺さり、致命的な痛々しさがあります。背景は凪いだ海、明けてゆく暗闇。もうすぐ朝がやってくるところなのでしょう。
シャーマン版は刺さった剣が、まるで日の出の光のように放射状に並んでいます。色使いも柔らかで、空が白んでいますね。
ライダー版はより凄惨な刺さり方をしています。シャーマン版は胴体に刺さっているのに対し、体の各部にくまなく刺さっています。(1本は頭に……?)
意味は「終了、完了、死による再生」あるいはそのまま絵柄からとって「ギブアップ、ドクターストップ、もう動けない」かと思います。
ソードの3のようにザクザク剣が刺さっていますので、肉体的に瀕死レベルにダメージを負っているでしょう。朝焼けが来ているので次の展開への希望はありそうですが、本人はそれどころじゃなさそうです。
再生は期待できるんでしょうが、ダメージがやっぱり気になりますね…。ちなみにトートでは「Ruin(破滅)」のカードです。剣が折れちゃってる絵です。痛みを伴う終了や停止、中止、ただ次はまだあるよ、ってところでしょうか?
本来ならこんなことになるまでに止まるのが正解なのでしょうが、今の世の中、そんなこと言ってられない人も多いでしょう…。あとは、始めた手前辞められない、血を流しながら走っている赤字プロジェクトとか…。
止まるのも走り出すのも走り続けるのも、勇気やエネルギーが必要ですから、どこかで上手く休まないといけませんね。「休まなきゃ…」っていうのもまた負担になっちゃいますが…。
直接的な「死」とは違いますが、かなり前に「死に至る病」を買いました。ぽつぽつ読んでいたんですが、なにやら難しくてやめてしまいました…。キリスト教的な考えをしっかり身に着けてからじゃないとだめでしょうか…。
読もうと思った理由は、とあるゲームに出てくる次の一節が魅力的だったから、という単純な理由なのですが。
https://smacdata.wordpress.com/
創造の秘密
そして砂時計が、時間の世界の砂時計が終わりをつげ、世俗の生活の音がしなくなって、落ち着きのない無益な活動に終止符が打たれ、まわりのすべてのものが永遠の中にあるかのように静止した時、永遠があなたに、そして幾百万の人間の一人ひとりに尋ねることはただ一つ、あなたが絶望のうちに生きてきたか否かである。
— セーレン・キルケゴール,
“死に至る病”, データリンク